今般、“珞石机器人”の日本子会社であるROKAE精機株式会社は、IDECグループの子会社であるIDECファクトリーソリューションズ株式会社（以下、IDECfs）との戦略的提携を発表しました。IDECfsは正式にROKAE精機の日本市場における販売代理店となり、日本の顧客に先進的で高品質なロボット製品およびシステムソリューションを提供するとのことです。これにより、双方の協力による新たな時代の幕が開けました。

01 協力による発展 新しい可能性を共創

IDECグループは、国際的に一流の技術力を有する上場企業で、79年の輝かしい発展を経て、日本の産業制御分野でトップクラスの地位を確立しており、国際的にも高い評価を受けています。同社の子会社であるIDECfsは、長年培った制御技術を基盤に、さまざまなシステム製品の開発・製造を専門としており、半導体、物流、自動車、工作機械などの幅広い分野でワンストップのシステムインテグレーションソリューションを提供し、顧客の生産性向上に寄与しています。

今回のIDECfsとの強力な提携により、ROKAE精機はIDECfsが日本市場で築き上げた豊富な経験と強力なリソースを最大限に活用し、ROKAE精機技術分野における革新力を組み合わせて、日本の産業、商業及び医療などの顧客にローカライズされた専門的な技術支援とサービスを提供します。これにより、よりスマートで効率的かつ安全なロボット製品と自動化ソリューションを提供し、日本市場の多様なニーズに全方位で応えます。さらには、日本市場での成果を活かし、東南アジアや欧米市場にも展開することで、製品の世界市場における存在感をさらに高めることを目指しています。

特筆すべきは、今回の契約が日本の主流メディアから大きな注目を集めたことです。『日刊工業新聞』『PR TIMES』『LOGISTICS TODAY』など、影響力のあるメディアがこのニュースを詳しく報じ、中国ロボットブランドへの認知と理解を日本市場で深めるだけでなく、ROKAE精機の海外市場拡大に向けた堅実な基盤を築きました。

02 戦略的展開 日本市場への定着を目指す

国内ロボット市場の競争が激化する中、ROKAE精機は積極的にグローバル市場戦略を展開しています。日本は海外展開の重点地域の一つとして、早くも2022年に子会社と最初の海外研究開発センター「ROKAE精機株式会社」を東京にて設立しました。これにより、国際的な技術分野でのリーダーシップを確立し、製品開発と技術革新に注力しています。

日本は産業ロボット分野で長年世界の先頭に立ち、数十年にわたる発展を経て、ハードウェア設備、産業支援、技術集積、そして人材育成を含む包括的な優位性を構築しています。ROKAE精機が日本のロボット産業の既存の強みを活用して研究開発センターを設立したことは、世界の先進技術を統合し、自主開発能力を向上させる上で重要な役割を果たしています。この過程で蓄積された革新技術や製造ノウハウは、日本の研究開発センターに集約され、グローバル市場向けの製品やソリューションに巧みに組み込まれています。これにより、世界中の顧客がスムーズにスマート化への移行を実現できるよう支援しています。

現在、ROKAE精機の日本市場での取り組みは、目に見える成果を上げています。同社の日本研究開発センターは、日本ロボット分野のエキスパートからなる高水準のチームを擁し、国内の技術開発リソースと深く融合することで、コア制御アルゴリズムの最適化、プロセスパッケージ、ソフトウェアシステムの開発などの分野で成果を上げ、大負荷産業用ロボット「NB80」「NB220」シリーズなど、国際市場基準に適合したロボット製品を開発しています。

細部までこだわることで知られる日本企業に対して、ROKAE精機は高品質な製品とプロフェッショナルで効率的なサービスを武器に日本市場に深く根付き、日本の顧客から広く認められ、高い信頼を得ています。現在、日本の複数の大手製造業がROKAE精機と親交を深めています。

今後も、ROKAE精機は「協力による共存共栄」の理念を堅持し、IDECfsおよび他のパートナーと緊密に協力しながら、日本市場をさらに掘り下げていきます。そして、より高品質な製品とサービスを通じて、グローバル製造業の変革と進化に貢献し、国際ロボット業界の舞台において新しいページを描き続けることとなるでしょう。