ノートブックPCへのフレキシブルラベリング
ソリューション 2022/12/29



問題点

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この事例のお客様は、優れたシステムインテグレータであり、世界最大のサーバーメーカであり、世界トップ5のノートブックPCのOEMを行っています。HP、Acer、Lenovoなどのグローバルなコンピュータブランドのノートパソコンやその他の製品を製造、組立しています。ノートブック包装ラインでは、様々な箱にラベルを貼ることが、最も反復的で単調で労力が必要な作業です。多品種少量生産の特性上、生産ラインを迅速に切り替えることができる柔軟性を必要としています。低効率で高コストな手作業では、企業が求める自動化とアップグレードの課題に対処できず、従来のラベリングマシンでは、複数の品種へ対応、柔軟な生産切り替えの要望を満たすことができません。ロボットによる自動化の必要性は差し迫ったものでした。


当初、お客様は、有名な日本ブランドのロボットを検討していました。しかし、輸入ロボットは高価であり、コストを削減しつつ効率を高めたいという顧客のニーズを満たすことは難しく、またタイムリーなサービスや連絡体制、協調を実現することが難しいという結論に至りました。多くの検討、比較を経て、国産ロボットのリーディング企業であるROKAEロボットに注目しました。



ソリューション

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このラベリング作業をロボット化するには大きな課題がありました。フレキシブルな生産ラインを実現するには、ホストコンピュータがロボットと頻繁に通信し、効果的なスケジューリングアルゴリズムによってプロセス全体を円滑に制御できなければならず、ロボット通信インターフェースの安定性が特に重要です。また、生産ライン全体のスペースは限られており、ロボットが動ける空間は非常に狭いにも関わらず、各梱包箱のラベリング位置は異なります。他の機器や製品との衝突を回避するため、ロボットは絶えず姿勢を変化させなければなりませんでした。最終的に、ROKAE産業用ロボットの高速かつ高精度、コンパクトデザインを生かし、システムインテグレータと協力して顧客の要望を実現しました。構築されたフレキシブルラベリング生産ラインでは、オープン性と安定性を備えた豊富な通信インターフェースを持つ4台のXB7Lロボットに協調作業させることによって、250種類以上の異なる仕様の梱包箱、様々な方向のラベリングの要求を満たすことができます。ロボット本体がコンパクトであるため、省スペースで効率的な配置が可能で、生産ラインの改造コストを低減します。衝突検出機能を備えているため、万が一の衝突の際の被害を最小限に抑えます。



メリット

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XB7Lロボットが備える高速、高精度な性能とコンパクトデザインは、ラベリング位置の精度、毎時400個の生産能力、生産ラインの運用効率と製品の合格率に寄与します。安定した高信頼性のROKAEロボットは、多品種の迅速な切り替えを可能にした上で、24時間連続生産も可能にし、最終的には8人の作業者に置き換わりました。費用対効果の高い設備投資であり、短期間でその投資を回収できます。


ROKAEは、製品の性能向上に絶えず精進し、品質とサービスへの投資を継続的に増やし、システムインテグレータと協力しながらお客様の問題を解決してきました。将来的には、ROKAEはさらに多くのシステムインテグレータパートナと協力してウィンウィンの関係を築き、生み出されるロボットとソリューションによって、お客様にサービスを提供します。


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